内容は、日本コアコンディショニング協会(JCCA)コアキッズ体操セミナーテキスト、発育発達からひも解くコアセミナーテキスト、JCCAホームページを参考にしています。
コアキッズ体操教室について
鹿児島市の体育館でコアキッズ体操教室を開催しました。
- 時間:18:30〜19:30(30〜40分程度)
- 場所:体育館(仰向けになれる公民館)
- 対象:3歳〜(2歳以下は保護者同伴)
- 費用:¥500/子ども ¥1500/大人(兄弟・家族は要相談)
- 人数:6名より開催(要相談)
- はじめの挨拶をしっかりと
- コアキッズ体操(9種目)
- 風船リフティング
- 雑巾掛けリレー
- おそだしジャンケン
- だるまさんが転んだ
- おわりの挨拶をしっかりと
コアキッズ体操以外の内容は、定期的に変更していきます。
体操教室で大切にしていること
正しい姿勢であいさつをする
楽しみながらカラダを動かす
正しい姿勢とは全員で正座をして背筋を伸ばします。
あいさつは『ヨロシクお願いします。』『ありがとうございました』と大きな声を出しながら礼をします。
楽しみながらカラダを動かすとは、広いスペースでカラダを思いっきり動かします。子どもたちが積極的に動きたくなる雰囲気つくりも大切です。
なぜなら子どもは、遊びながらカラダの動かし方を学び、集団の中でルールを学ぶから。
そして、コアキッズ体操のエラーに対して過剰に修正しません。修正ばかりだと、子どもたちのやる気がなくなります。子どもたちの良い部分を見つけ、言葉・表情・ジェスチャーで伝える事が大切です。
参考:コアキッズ体操セミナーテキスト
コアキッズ体操の特徴
ヒトの発育発達に沿って考案されたこと。そして、動きの土台となる『良好な姿勢』と『安定したカラダ』づくりを目的としていること。
赤ちゃんの発育過程はこちらが参考になります。
出典:JCCAコアコンホームページ コアコンとは
赤ちゃんの代表的な運動は次のとおりです。
- 生まれてはじめての運動『泣く』
- 寝返り
- うつ伏せ
- 腹這い
- 四つ這い
- 高這い
- お座り
- 膝立ち
- 立つ
赤ちゃんは一年かけて直立二足で歩くための準備をしています。
その準備とは、直立姿勢を保持する『良好な姿勢』と直立姿勢で手足を自由に使う『安定したカラダ』を獲得することです。
しかし、今の子どもたちは両方の機能が低下しているといわれています。
子どもの姿勢と脳の関係についてりっきーさんの記事をご紹介します。
りっきーさんは保育士さん。『発達支援』と『モンテッソーリ教育』のブログを運営しています。ご自身の経験談は、ことばに説得力があります。
子どもに何が起きているの?
子どもたちに起こっている異変をまとめます。
- 肩こりや腰痛
- 頭痛やめまい
- イライラする
- 集中できない
- 子どもロコモ症候群
引用:Fungoal
これらの異変は、生活環境や生活様式の変化が影響していると考えられています。
子どもを取り巻く環境の変化
生活環境や生活様式の変化は子どもたちのカラダ、特に姿勢を保持する体幹の機能に悪影響を与えています。
例えば、歩行量の減少。子どもたちが一日に歩く平均歩数の研究では、1987年で約12000歩。2007年は3900歩。
また、外遊びの危険性から遊具が撤去され、外遊びの機会が減少しています。
さらにスマホや携帯ゲームの普及により前かがみ姿勢の時間が増えています。
家庭では子育て便利グッズや療育環境の変化が、赤ちゃんの発育発達に影響を与えています。
療育環境では『泣く』機会が減少しています。ご近所との騒音問題が気になるため、なるべく泣かさないようにしませんか?
家屋環境の変化は、ハイハイの時間を減少させ、つかまり立ちの時期が早まっています。
子どもたちを取り巻く環境の変化は、日本人の遺伝子に組み込まれたカラダの基本機能に大きな影響を与えているのです。
ヒトの発育発達過程に沿ってカラダの基本機能を再学習するために考案されたコアキッズ体操を体験してください。
コアキッズ体操で正しい姿勢としなやかな動きを獲得し、快適な生活を送りましょう。
まとめ
なぜ子どものカラダの土台作りが必要なのか?なぜなら、社会の変化が子どものカラダに悪影響を与えているから。
子どもたちのカラダには異変が起きています。
しかし、大人にも同じことが起きています。なぜなら、普段の動きのクセでカラダは歪んでいます。筋肉の働きもバランスが崩れています。
その状態が長期間続くことが、慢性的な筋肉のコリや関節の痛みの原因です。
カラダの土台作りのために考案されたコアキッズ体操で、姿勢と動きを再学習しませんか?
最後までご覧いただきありがとうございました。